理事長・校長挨拶

明成高等学校教育の継続

理事長 朴澤 泰治

学校法人朴沢学園 理事長 朴澤 泰治

 明治時代の本校卒業生が創設者の業績を称えるために建立した頌徳碑(しょうとくひ)が本校通用門の脇にあります。

そして裏面に刻まれた卒業生の出身地について、大変な驚きをもって見ることになります。北は北海道から、南は九州まで、20にものぼる都道府県名と卒業者氏名が、そこに刻まれているからです。大変な驚きとは、すなわち、もとより新幹線などは存在しておらず、往来に大変な時間を費やした明治時代の初めに、全国各地から本校に入学したことを示しているからです。

 明成高等学校の母胎である松操私塾を明治12年に開設した本学園の創設者は、教育方法としては一対一の寺子屋方式が主流であった当時、現在では当たり前となっている一斉授業方式を初めて裁縫教育に導入するなど、大変、創意工夫に富んだ近代日本の開明期の先導的な教育者でありました。その指導を受けたいと、距離を厭(いと)わず、教え子が仙台の地に集まり、「実学と創意工夫」という本校の教育理念(「建学の精神」)を体得して故郷に戻ったのであります。

 平成24年1月、本校調理科生徒は、「食育」の実践活動により、河北文化賞受賞という栄誉に浴しました。

文化活動としては東北地方の公私立高校では初の受賞という快挙となりました。

そして同時に、これは、現代の本校教え子が見事に創設者の「建学の精神」を継承したことを意味します。

 135年を超える「知」の継承。宮城県で最も長い歴史を有する学校として、その歳月を今後も継承していかなければなりません。

 

 

 

元気な活気に満ちた意欲的な学校づくり

 

principal

校長 佐々木 稲生

 

本校には137年受け継がれてきた建学の精神として「実学尊重と創意工夫」というものがあります。これは、人としての在り方、生き方の基本を学び、社会のために役立つ志の高い人づくりを意味しています。現在の価値観の多様な社会を生き抜いていかなければならない時に、人のために自らの持てる能力を発揮することによって、より良い生き方につながるものと考えます。そうした状況にあって、本校における実学に根ざした学びと人づくりには、社会が求める「思いやりの心」と「人のために役立つ力」を育むものと考えております。
 これに加えて部活動の活性化による明るく元気な学校づくりを目指し、現在男子バスケットボール部を先頭に女子バスケットボール部、陸上部の駅伝、弓道部、男女サッカー部、ソフトボール部、剣道部、さらには吹奏楽部や和太鼓部、ダンス部などが活発に活動して、その勢いは目を見張るものがあります。このことから、学校全体が元気な活気に満ちた意欲的な雰囲気になり、大きく変貌遂げる明成高校の姿が象徴されています。この成果は、本校の校務運営の指針としている「実学ひとすじ好きを未来につなげよう」の下、「好きなものやれるもので心と技を磨き自分づくり」と「目と手をかける指導で社会の要請に応える学校づくり」に取り組んできたところにあります。そして何よりも、「基礎学力なくして実学なし」ということに重きを置き、学びの姿勢の確立と基礎学力の定着及び学力の向上を図るために、教員が率先して研修を積んできました。さらには、希望進路実現に向けて就職、進学に応じたきめ細かい指導の組織的な取組が功を奏したものと考えております。今年も、全校1056名でスタートしましたが、責任もってしっかりと生徒を育て上げるために、次のような重点目標を立てて指導に当たっています。 (1)《分かる授業「引きつける授業 勉強しよう 勉強させよう」 師弟の相思い》 (2)《進路決定100% 千里の道も一歩から 100%も一人から》 (3)《形から入りて心に至る 心を育てるには姿・形から》 (4)《部活動と委員会活動の活発化 南東北インターハイ&総文祭に向けて》 (5)《高大連携の推進 仙台大学との7年一貫教育の深化》
 このことからも、本校教職員の生徒の指導に対する本気度を理解していただけるものと思います。本校のことについてはHPに詳しく示しておりますので、是非ご覧になって理解を深めていただければ幸いです。

平成28年4月8日
学校法人朴沢学園  明成高等学校長 佐々木 稲生